信仰を守り続けた
天草の人々
熊本県天草諸島はキリスト教が禁教だった時代に多くの隠れキリシタンが信仰を守った土地です。天草市大江はキリスト教が解禁された後、天草で初めて教会ができた場所。大江教会を建てたフランス人宣教師ガルニエ神父は、明治25年(1892年)赴任してきました。
この地にすべてを
捧げた神父たち
ガルニエ神父は、フェリエ神父が建てた孤児院を受け継ぎました(現在、「根引きの子部屋」と呼ばれています)。祖国フランスから送られてくる援助金を蓄え、当時貧しかった天草の信徒たちのために尽くしたのです。神父は生活費も切り詰め、全ての私財を天主堂の建設に投じ、この地にすべてを捧げました。地元の人々からは親しみを込めて「パアテルさん(神父の意)」と呼ばれていました。
独自の文化が花開く
キリスト教とともに伝来した南蛮文化により、天草には独自の文化が培われていきます。生活に密着した「食べ物」も個性を持っており、天草には特産品がたくさんあります。じゃがいもを使った“せんだご汁”も昔から食されている郷土料理のひとつです。
地域の豊かさを
知ってほしい
地域活性化を目的に2016年に「豊かな大江の里づくりの会」は発足しました。この地の豊かさを感じていただくためにはどうすればよいかを試行錯誤しながら活動を続けています。
大江の芋を使った
焼酎づくり
発足の翌年には、アメリカ芋を原料とした焼酎560本を生産したところ、好評で2ヶ月ほどで完売しました。じゃがいもを原料とした焼酎づくりも行い、現在、3つの商品がございます。
天草大江の魅力を
世界へ
この地に生きた先人たちに敬意を表し、豊かな土地に感謝し、地域のために貢献したい。豊かな大江の里づくりの会では、大江の魅力を世界に伝えたいという想いでこれからも活動を続けます。
商品紹介
原材料:天草市大江産メークイン100%
容 量:720ml
原材料:天草市大江産アメリカ芋100%
容 量:720ml
熊本県天草市大江産100%のじゃがいも/アメリカ芋を焼酎にしました。まろやかでくせがなく、女性にも好まれる焼酎です。ラベルは天草市出身の画家、鶴田一郎さんの美人画「約束の島天草」を使用しています。
活動実績
- ●平成28年10月 豊かな大江の里づくりの会発足総会
- ●平成29年7月 芋焼酎「祈りの女」お披露目会 560本醸造
- ●平成29年8月 じゃがいも焼酎原料出荷 500㎏
- ●平成30年4月 じゃがいも焼酎のお披露目 430本醸造
- ●平成30年6月 アメリカ芋1100本、じゃが芋700本醸造
- ●平成30年8月 中村天草市長訪問 市役所内に焼酎展示
- ●平成30年9月 中山間地域サポート推進事業(指導員等地域活動支援事業)採択
- ●平成30年9月 大西熊本市長 復興応援による訪問
- ●平成30年12月 人吉へ原料出荷
- ●平成31年1月 ジャガイモ掘り取りイベント/焼酎蔵見学イベント
- ●平成31年2月 熊本震災復興応援 益城町被災者へじゃがいもの無料配布
団体紹介
豊かな大江の里づくりの会
〒863-2801 熊本県天草市天草町大江3031
代表 園田 溢
TEL:090-2506-6777
事務局長 大脇文穂
TEL:080-1759-5806
E-mail:gokan2011@hotmail.co.jp
支援制度について
豊かな大江の里づくりの会では、大江産さつまいも・じゃがいもの焼酎づくりを支援するため、オーナー制度を設けております。
特質なキリシタン文化としての地域性を持った天草で生産される焼酎を商品化し、オーナー様に販売支援していただく制度です。
ご興味のある方は、ぜひご協力いただければと思います。お気軽にご連絡ください。